SAKTO 相場五則

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(一) 相場の急所が見えるまで待つ。

   値動きの全てを自分の利益とすることは不可能だから、

   自分に合う局面でのみ出動すればよい。

  ➀僅かな利益を目的に売買しない。

  A値動きの豊かな市場で売買する。

(二) 相場は「値幅」も「期間」も予想以上に大きくなることを覚悟しておく。

   「利」は徹底して伸ばし、「損切り」は素早く行う。

   「損切り」を悔やむことはない。それは次のチャンスに備えるのだから。

  ➀トレンドに逆らわない。値頃感には拠らず、トレンドに沿って売買する。

  A天底に関して勝手な憶測をしない。

(三) 資金配分を万全にする。

   将来生じる相場の全てを、良くも悪くも、事前に予測し把握するのは難しい。

   だから常に資金配分を万全にする。

  1回の売買資金は総資金の1/3程を目安とする。

  A一つの銘柄に資金を集中させない。

  B利益は別勘定として蓄えておく。

  C損切りした後の売買は資金量を減らす。

(四) 相場観と売買仕法は別次元のものであると心得る。

   相場巧者になるのが目的ではない。どのように資産を増すかを目指す。

@新規建玉は成行発注を原則とする。

 

 

 

  A迷ったら仕切る。また迷ったままで建玉を維持しない。

  B建玉と同時にLC注文を発注し、決して取り消さない。但し利が乗ったら変更する。

  C増玉はトレンドが明確で、且つ価格抵抗水準を突破した場合のみ行う。

  D難平は最悪の方法である。

  E両建は厳禁。他限月や他銘柄でのヘッジ売買もしない。

(五) 「休む」のも相場。

  ➀待つことは重要である。辛抱出来ずに仕切ったり、待ち切れずに仕掛けたりしない。

  A大きな利益を得た後は、意味の無い商いを頻繁にしないように心掛ける。

 

 

 一つの取引が終了したら休む。結果の如何に関わらず、それが心から消え、

 次の取引に影響を及ぼさないようになるまで休む。

 

 

 

 心の有りようは大切だ。動は静を望み、静は動を産む。